梅雨の床下は「悪化しやすい」のではなく「戻りにくい」
梅雨時の床下相談で多いのが、
- 急に湿度が上がった
- 含水率が下がらない
- カビが心配
といった声です。
しかし梅雨の床下は、
急激に悪化しているというより、
元に戻れなくなっている
ケースがほとんどです。
梅雨は「湿る力」が圧倒的に強い
梅雨時は、
- 外気湿度が高い
- 乾く時間がほとんどない
という条件が続きます。
床下では、
- 地面からの湿気
- 外気由来の湿気
が重なり、
常に湿る方向へ引っ張られる
状態になります。
このとき、
- 換気しても
- 空気が動いても
乾燥方向が成立しないため、
含水率は下がりません。
梅雨時の「換気」は悪者ではない
誤解されがちですが、
梅雨時の床下換気は
無意味ではありません。
ただし役割は、
- 乾かす
ではなく - 滞留を防ぐ
ことに変わります。
- 空気を止めない
- 湿気を偏らせない
この役割を理解せずに
「下がらない=失敗」
と判断すると、
対策を誤ります。
梅雨の床下でやってはいけない判断
梅雨時に避けたいのは、
- 数値だけで結論を出す
- 一時的な上昇で不安になる
- 対策を重ねすぎる
ことです。
梅雨は、
- 含水率が上がりやすい
- 下がりにくい
季節であり、
この時期単体では評価できません。
梅雨の床下で見るべきポイント
梅雨時に見るべきなのは、
- 極端に上がり続けていないか
- 局所的に異常が出ていないか
- 梅雨明けに戻る余地があるか
です。
「今」ではなく、
「このあと戻れるか」
を見る季節です。