夏は北側の部屋ほどカビやすい?
「カビは冬の結露で発生するもの」
そんなイメージを持っている方も多いかもしれません。
しかし実際には、夏もカビが増えやすい季節です。
特に注意したいのが、家の北側の部屋。
南側の部屋より涼しく感じることがありますが、それがカビの発生しやすさにつながることもあります。
北側は日差しが入りにくい
夏の太陽は高い位置を通るため、北側の部屋には直射日光がほとんど入りません。
そのため、
- 床や壁が乾きにくい
- 湿気が残りやすい
- 空気がひんやり感じやすい
という環境になりがちです。
日差しは部屋を暑くする一方で、建物を乾燥させる役割も担っています。
その恩恵を受けにくい北側は、湿気が抜けにくい場所なのです。
空気が動きにくい部屋になりやすい
北側の部屋は、
- あまり使っていない部屋
- 寝室
- 納戸
として使われることも少なくありません。
人の出入りが少なく、窓を開ける機会も少ないため、空気が滞留しやすくなります。
湿気は、空気が動かない場所ほどたまりやすい性質があります。
家具の裏はさらに要注意
壁際に置いたタンスや本棚の裏は、空気がほとんど流れません。
北側の壁は比較的温度が低いため、湿気がたまりやすくなります。
久しぶりに家具を動かしたら、
「壁紙に黒い点が…」
というケースは珍しくありません。
カビは、こうした見えない場所から静かに広がることがあります。
エアコンを使っていても安心はできない
リビングは冷房で快適でも、北側の部屋はエアコンを使わないことがあります。
すると、
- 湿度が高いまま
- 空気が動かない
- 室内に湿気が残る
という状態が続きやすくなります。
暑くない部屋だからといって、湿気が少ないとは限らないのです。
ときどき空気を動かすことが大切
北側の部屋では、
- ドアを開ける
- サーキュレーターを回す
- 収納の扉を開ける
- 家具を壁から少し離す
といった小さな工夫でも、空気の流れが改善します。
湿気は「ためない」ことが、カビ対策の基本です。
住環境ラボとしての整理
夏のカビは、暑い部屋よりも乾きにくく、空気が動かない場所で発生しやすくなります。
北側の部屋は直射日光が少なく、湿気が残りやすいため、住まいの中でも注意したい場所の一つです。
「暑くないから安心」ではなく、空気は流れているか、湿気はこもっていないかという視点で部屋を見てみましょう。
住まいの快適さは、温度だけでなく、空気と湿気の動きを整えることから始まります。